出産

産後入院→退院

入院2時間、5~6回のいきみで産まれると体力の消耗も少なかったのかもしれない。初産の時は最後の出産の時に疲れ果てて足が震えて力が入らなかったけど、今回は産後2時間半後に病室を移る時にもスタスタ歩けるし、産後で興奮してるのかやたらと元気だった。

夜も興奮して眠れず、みんなに「産まれたよ」メールを次々送る。仕舞には「はよ寝り」と相手に諭される

翌朝10時からいよいよ授乳開始。赤ちゃんに会えるのが嬉しくいそいそと授乳室へ。まだおっぱいは全く出てないけど、そのうち出るやろう、と全く心配はしていなかった。

思えば一人目の時は授乳がすごくストレスだった。全く出ないし、乳首は痛いし、肩は凝るし、うまく赤ちゃんにくわえさせてあげられなくて助産師さんに指導ばかりされるし。

でも今回は違った。まだ出てないんだから長時間頑張ったって仕方ない、時間決めて吸わせて(赤ちゃんが乳首を吸う事で母乳を作るホルモンが出るので)、それ以上頑張りすぎても乳首を痛めるので「今回母乳0CCです。ミルクくださ~い」と気楽そのもの。

初産のママさん達は必死に頑張ってる。私も同じだったなぁ、でも初産の時ってどうしてもそうなってしまうもんなんだよな、と思いながらミルクを飲ませ、あとの時間は赤ちゃんの抱きごこちを楽しんでいた。

そうする内に3日目から母乳が出だし、赤ちゃんがくわえたら中から「クワッ」と湧いてくるあの感覚が戻ってきた。そうそうこれこれ。赤ちゃんは急に増えだした母乳にびっくりしながらも上手に飲む。3日目から母乳だけで大丈夫になる。

退院してからも、つくづく母乳が出てありがたいと思う。ミルクを買う手間も作る手間もなく、要る時に適温で湧いてくる・・・・本当によくできてるなぁ。助かる、助かる。

それにしてもよく寝てくれる子だ。3~4時間毎に起きておっぱいを飲んでる途中から寝てしまう。起きてても、満腹になってオムツ変えて寝かせておけば自然に寝てしまう。2人目ってこんなに楽だったのか。。。

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産まれた!

産まれた!

結局4日の痛みは本陣痛だった。あの後、開き直って「ええい、ご飯食べて寝ちゃえ」とお腹いっぱい食べて寝た途端、激痛がきた。午後1時の診察時間まで待とうかと思っていたが、そのまま病院へ電話。「経産婦さんが何我慢してるの!早く病院に来なさい!」と怒られ、病院へ。11時45分頃到着。

着いてすぐ診察。もう痛みが来た時はとても歩けない。子宮口はもう6センチ開き、赤ちゃんもかなり降りてきていた。「はい、このまま分娩室ね」と先生。え?もう?

そのまま陣痛室と分娩室が一緒になったLDRという部屋へ。ここは一見普通の病室の様になっているけど、いざ出産になるとベッドが変形し、分娩台に早変わりという便利な雰囲気のいい部屋。前の出産は「分娩・手術室」みたいな部屋だったので、大分なごやか。

そうしてる内に陣痛は腰からどんどんお尻の下の方へ。助産師さんが「大丈夫?いきみたくなったら言ってね。もうすぐお産よ」と。夕方頃産むのかと思っていたのでびっくり

1時頃から急に痛みが増し、5分間隔へ。腰からお尻に激痛がはしり、次々限界を超えた痛みが襲う。一波越せばまた休めるけど、その一波が毎回前回の痛みを超えてくる。母にお尻を強くさすってもらう。とても心強い。あまりの痛みに笑ってみようかと思ったら、笑うと痛みが腰に響いて余計痛かった。とにかく息を吐く。1時の診察待たなくて良かった。こんなん車にも乗られんって。

そしてあれよあれよとお産に。え?前回はここからいきんでいいお産までの「陣痛逃し」時間が辛く長かったのに。

助産師さん「はい、強い陣痛来たら息を吸って力溜めていきんでね。」

私「え、もういきむんですか?なんだか仰向けになったら痛みが少しひいたんですけど」

助産師さん「大丈夫よ、さぁ、頑張ろうか。もうすぐ赤ちゃんに会えるよ」

私「はい、頑張ります

助産師さん「冷静やねぇ」

本当に普通に会話をしていた。横向いて母に腰をさすってもらってた時より、痛みは明らかにひいてたし、こんなんで産まれる?でも、頼りになりそうな助産師さんが言うんだからいっちょ頑張ってみるか!という感じ。

そして陣痛が来た時に息を2回吸い、力を溜めていきむ。いきむ。いきむ。・・・・・出てこない。というか、こんなので出るのか?と自分自身が半信半疑。ところが助産師さんは

「上手!でも、今のは腰が浮いてしまってこっちの方向へ力が抜けてしまってた。背中を下に押付けて、この方向へ力を向けて」

ともの凄く分かりやすいアドバイス。隣の看護士さんも

「頑張って!あと少しで赤ちゃんに会えるよ!上手にいきめてる!」

誉めに弱い私はまた頑張ろう!と決意を新たにして次の陣痛を「来い!」と待つ。そしてまたいきむ。途中短く息を吸い、またいきむ。また吸いいきむ。もう限界!!と思った瞬間に

助産師さん「頭が出た!!!」

私「へ?・・・・もう出たんですか?頭ですか?」

医師「まだ頭だけだけどね、次肩出るよ。はいもう一度いきんで!」

力を入れるつもりがうまく入らない。

助産師さん「先生っ(←医師)お腹押してッ!!」

医師「ハイッ!!」

その瞬間医師が私のお腹に両手を当てて飛び乗った。(両手に体重をかけたんだと思う。)一瞬あのやさしい医師に殺意を抱く。言葉にならない。でも、そっちに気をとられた時にどうやら肩がでたらしい。気が付いたら赤ちゃんは羊水を吸引器で吸われていた。そして

「おぎゃ~ おぎゃ~ 」と赤ちゃんの声。

なんだかまだ半信半疑な私。そりゃメチャメチャ痛かったけど、でも、初産の時だとまだこっから更に痛かった様な。。本当にもう産んじゃったんだ。赤ちゃん無事なんだ。元気なんだ。

「やったぁ~~無事で良かったぁ」とガッツポーズ。

助産師さんや医師が「大きいねぇ。頭も大きい。これで出てくるのちょっと時間かかったかな。心拍が前に落ちたのも、体が大きくて臍の緒を圧迫したのかも」と口々に大きい、大きいと繰り返してる。

産まれ立ての赤ちゃんは「カンガルーケア」という事で2時間程私の胸元へ。いっちょ前におっぱいを吸う仕草をしている。小さな重みが心地いい。

何はともあれ、本当に無事産まれてくれて良かった。

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