「告白」を読みました
告白 (中公文庫)
感想:
圧倒的なエネルギー。「書こうとして」書いた本ではなく「書かずにはいられなかった」本の臭いがプンプン。
実際にあった河内十人斬り。それを題材に主犯熊太郎の生い立ちを言葉を自由自在に使って書いている。大波に押し流されて読める本って出会えると嬉しい。
生い立ちがどうあれ、事情がどうあれ関係のない赤子まで巻き込んだ熊太郎に同情はできないけれど、事実という重しがついた超迫力版のこの本は読めてよかったと思う。
告白 (中公文庫) 著者:町田 康 | |
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