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「しゃべれどもしゃべれども」を読みました

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) Book しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

著者:佐藤 多佳子
販売元:新潮社
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内容(「MARC」データベースより)
しゃべりのプロだろ、教えてよ…あがり症の従弟や口下手の美女から頼られて、話し方教室を開くハメになった若い落語家・三つ葉。苛めにあった小学生や赤面症の野球解説者までが通ってきて…。正直な人たちの胸キュン恋愛小説。

落語ってちゃんと聴いた事がない。「まんじゅうこわい」とか「じゅげむ」はなんとなく知っているけど、きちんと聴いた(身を入れて)事ってない。でも”落語”の面白さが分かったら格好いいなぁ、分かってみたいなぁ、という憧れはある。

若い落語家・三つ葉は落語界では”二ツ目”という身分。一番下っ端でもなければ真打でもない。妙な「話し方教室」をきっかけに自分自身の落語スタイルを考えることになる。その不安定さに悩む三つ葉が参考にするのが舞台である江戸時代の資料であったり、古典落語であったり、師匠を真似て真似て真似つくすところが好き。

歌舞伎の世界ではまず「師匠を真似て真似つくす」と聞いたことがある。その過程で消えてしまう様な個性は元々個性とは言えない、と。これを聞いた時、すごく納得した。私自身、自分に独創性ってないなぁと自信がないけど、これはまだまだ真似が足りないということか、良いと思うことはもっともっと取り入れる努力をしなきゃ、と思った。

すらすらと読みやすく、あっという間に読み終えてしまう本。後味も「ふふん」と心地いい感じ。それもこれも師匠が三つ葉を”憎めない弟子”と思ってしまう三つ葉の性格設定によるものが大きいかも。落語を知っている人はもっと楽しんで読めるのかな、知っている人の感想を聞いてみたい。

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