「ぶたぶた」と「西城秀樹のおかげです」を読みました
ぶたぶた 著者:矢崎 存美 |
ぶたのぬいぐるみ「山崎ぶたぶた」が主人公。ぬいぐるみでありながら、ベビーシッターだのコックだのタクシーの運転手だの職業を転々とし(でもしっかりこなしてる)まわりにきちんと溶け込んでいる。売店で牛乳を買って飲んでも周りの人は驚かない。
ちょっと変わったものを読みたいと思い借りた本。・・・・・変わってる。あり得なさ過ぎる設定でファンタジーなんだけど、ぶたぶたと関わる人の会話が妙に地に足が着いてるというか落ち着いていて(ぶたぶたが)奇妙なリアリティがあったりする。・・・・ぬいぐるみが動いて食べてリアリティがある訳ないか、私もぶたぶたワールドにはまったか?
各章は別の話で違った人がそれぞれぶたぶたに出逢い癒されていくけれど、最終章でそれまでの章がゆるりとまとめられていて読後感もすっきり。買いはしないけど一度読んでみても損はないかも。
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西城秀樹のおかげです 著者:森 奈津子 |
内容(「BOOK」データベースより)
「ありがとう、秀樹!わたくしとお姉様は、あなたのことを決して忘れませんわ」―謎のウイルスにより人類が死滅した世界で、ひとりの百合少女の野望を謳いあげる表題作、前代未聞のファーストコンタクト「地球娘による地球外クッキング」、1979年を舞台にした不条理青春グラフィティ「エロチカ79」ほか、悩める人類に大いなる福音を授ける、愛と笑いとエロスの全8篇。日本SF大賞ノミネートの代表作、待望の文庫化。
アマゾンのレビューが良かったので借りてみた。
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お子様は決して読んではいけません
なんじゃこりやぁ~~~!!の連続。そりゃ「愛と笑いとエロスの・・」と紹介文にもあったけど、あんなにエロいとは。苦手な人はしんどいかも。
でも、なんというかあまりにも自分の発想とはほど遠く、考えもしない会話の超高速変化球が馬鹿馬鹿しいなりに面白かったりする。「地球娘による地球外クッキング」なんか「あ、宇宙人だ!」→「食べてみよう!」となる。こんな発想するとは作者は何者?!?!
刺激が足りない!げてもの読んでみたい!という人はお試しあれ、、という本。
ただ「YMCA」の歌の意味がそういう事だったとは。。。。。びっくり。
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