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「イヤー・オブ・ミート」を読みました

イヤー・オブ・ミート

ルース・L. オゼキ (著), Ruth L. Ozeki (原著), 佐竹 史子 (翻訳)

内容(「MARC」データベースより)
母親の胎内でホルモン剤の影響を受けたジェーンと、横暴な夫の暴力に苦しむアキコ。地球の反対側で生きる二人の人生は牛肉をめぐって絡み合い…。環境ホルモンなど多彩なテーマを盛り込んだキリヤマ・ブック・プライズ受賞作。 (1999/8)

序章はハッキリ言ってあまり面白くない。海外の映画で初め「?!なんやこの妙なテンション。意味よく分からんし」と思うのに似ている。ただ、ジェーンがジャーナリストとして目覚めていく過程には迫力があり、ぐいぐい引き込まれていく。そしてアメリカの畜産業の薬漬けの実態を読んでいると恐ろしくなる。成長を促すホルモン剤のおかげで放牧をせずとも牛は大きな肉の塊に成長する。詰め込んで飼育する為、病気を防ぐ抗生物質を大量に投与する・・・・・。

アメリカ産の牛肉の輸入が解禁された時も「ああ、これで吉野家の牛丼が復活かぁ。」なんて惚けた感想しか持っていなかった私も、この本を読んでかなり怖くなった。解禁して本当に大丈夫なのか?

そしてこの本には「枕草子」が各章の冒頭に使われている。自分の思う所を歯に衣を着せず書いた清少納言にジャーナリストの理想をみたのかな。(それにしても清少納言って・・・・真面目なんだかマニアなんだか。ちゃんと読むとかなり面白いのかもしれない)

後半、だんだん面白くなるから前半で投げ出さず読んで欲しい本。うん、一読の価値がある本だと思う。

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