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「蒼穹の昴」を読みました

蒼穹の昴〈上〉 Book 蒼穹の昴〈上〉

著者:浅田 次郎
販売元:講談社
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出版社/著者からの内容紹介
新生面をひらく特別書下ろし超大作!
この物語を書くために私は作家になった。――浅田次郎

汝は必ずや西太后の財宝をことごとく手中におさむるであろう──。
中国清朝末期、貧しい農民の少年・春児(チュンル)は占い師の予言を信じて宦官になろうと決心した。
(アマゾンより)

私は本でも歌でも”書かずにはいられなかった本”とか”歌にせずにはいられなかった曲”にすごく心を動かされる。だから、「この物語を書くために私は作家になった。」の言葉は私にはど真ん中ストライク。勝っちゃんではないが「読まずに死ねるか!」だ。

西太后の描かれ方にも強烈なインパクトを受けた。今まで西太后と言ったら「3大悪女」の一人で残忍・冷酷・権力執着、というイメージしかなかった。だけど、この本では光緒帝を想うがあまり悪役を一身で引き受ける人として描かれている。とても綺麗な人という設定だし、なんだか180度ひっくり返された様な感じ。

しかも、1908年没という事でなんWikipediaと写真が残ってる!http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%A4%AA%E5%90%8E(Wikipedia)

春児も梁文秀もそれぞれ苦難に遭いながらも「しゃん」と背を伸ばし立ち向かっていく。2人とも周りの人にとても愛される。読んでいて著者浅田次郎さんがとてもこの2人を愛おしく思って書いたのだろうなぁ、と何度も思った。その他の登場人物にも浅田さんの「愛」を感じる。

わくわく、冷や冷やしながら最後まで一気に読んだ。本当に面白かった。「人間の想いの強さ」が「人」や「世の中」を動かす(それでも清朝は滅びてしまうけれど)話って好き。

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