「大聖堂」を読みました。
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大聖堂 (上) 著者:ケン・フォレット |
上・中・下の3冊。内容(「BOOK」データベースより)
いつかこの手で大聖堂を建てたい―果てしない夢を抱き、放浪を続ける建築職人のトム。やがて彼は、キングズブリッジ修道院分院長のフィリップと出会う。かつて隆盛を誇ったその大聖堂は、大掛かりな修復を必要としていた。折りしも、国王が逝去し、内乱の危機が!十二世紀のイングランドを舞台に、幾多の人々が華麗に織りなす波瀾万丈、壮大な物語。 (アマゾンより)
面白かった!!大聖堂を建てたい!という信念が人を動かし、困難を乗り越えていく術を得ていく・・・・登場人物もみんな個性的で、悪役など読んでいて本当に背後から刺し殺したくなる位悪く、昼ドラを彷彿させる極悪っぷりだった。
数々の苦難を乗り越え、自分で仕事も切り開いていくアリエナという女性の生き方が力強く、魅力を感じた。それにしてもほぼ全員やたらめったら苦難に襲われる。「おしん」の様に。。。
今、同時進行で「カラマーゾフの兄弟」を読んでいる。なんだかキリスト教が根底にある文学だなぁ と思う。神社もお寺も参り、クリスマスまで祝っちゃう私には実感があまり沸かないけど、今の日本だって西暦で物事進んでいるし、知らぬ間に宗教の影響って受けているんだろうな。
展開が速く、宗教がらみのものは苦手、という人でも面白く読めると思う。読み出すと気になり徹夜必須な本です。
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